備忘録

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最近開く本

さいきん寝るときに開いているのがこれ。
芭蕉 おくのほそ道―付・曾良旅日記、奥細道菅菰抄 (岩波文庫) 松尾 芭蕉 (著), 萩原 恭男

高校時代には古文が大嫌いでいかに勉強しないですり抜けるかだけを考えていました。どういうことか、奥の細道は20過ぎのころに突然読みたくなって本屋さんに走って買ったものです。

年を取ってから読むと?若いときとは感じ方が全く違うんですねえ。単に紀行文としてしか読んでいなかったのですが、いま読むと全然印象が違います。本文の下に細かく解説が付いているので本文を読んでいるのやら注を読んでいるのやらよく分からない感じですが、いちいち考え込んでしまうほどいい表現ばかりです。

「読む」ではなく「開く」と書いたのはほとんど眠り薬になっているということで。
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  1. 2014/02/22(土) 10:54:28|
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寝正月の読書4

B級ニュース図鑑 (新潮文庫) [文庫]泉 麻人 (著)

これは新聞記事の中で笑えそうなものを集めてそれぞれにコメントをつけてある。昭和30年代の記事もある。

そこまで古いと内容以前に文章自体も今とは違うことが分かる。はやりもの、ことばでも風俗でも、というのは時間が経ってから眺めるとそれ自体が笑えるんじゃないか。そのとき流行した言葉、いま聞くとなんと野暮ったいことかと感じてしまう。

古い新聞を読むとおもしろいだろうとは思っていたけれど、当てもなく読もうとも思わなかった。この本のようにある程度の選択をしてくれていると読む気にもなる。で、読んでみると記事やコメントのおもしろさに加えてその時代の雰囲気が伝わるというのがいい。

今の時代には考えられないようなことも昔にはあった。この中の記事から一つだけ拾う。七味唐辛子の量を水増しするためにダニを入れていたという記事があった。七味が動くのでよく見たらダニだったと、しかもそれは重量水増しのために故意に混入されていたらしい。よくそんなこと思いついたものだと思うけれど、何十年か前にはそういう発想の人がいたということ。

アメリカではかなりむちゃくちゃな化学処理をしたピンクスライムというものがあり、いろいろな加工肉の中に混ぜ込んである。そんなむちゃくちゃな化学処理をして食べ物を作るという発想を日本人はお持ち合わせていない。数年前に日本で騒ぎになったときにそのアメリカの会社のHPの説明を読んでみた。きちんとした知識を持つ人が読めば、その説明が説明になっていないことは簡単に分かる。そんなデタラメがまかり通る社会だからそんなデタラメな発想が出てくる。

こういう昔の「意外な」記事を読むと、ピンクスライムと同様に外国人の言動が時としてわたしたちの想像の外にあるのと似ている気がする。現在の日本社会というのは昔からずっと継続している歴史の一端ではあるけれど、やはり別の時代、別の世界という側面を持っているのかなと思う。
  1. 2014/01/09(木) 10:24:20|
  2. 読書
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寝正月の読書3

「真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝 (講談社) 淵田 美津雄 (著), 中田 整一 (編集)」

これは単行本が出た時期にちょうど仕事で日本に立ち寄ったのでそのときに購入。前半は淵田中佐(最終階級は大佐)の生い立ちから真珠湾攻撃、終戦後までの海軍軍人としての記録。

子供の頃は内気ですぐ赤面したとはにわかには信じられなかった。なんせあの真珠湾攻撃に当たってそれまでの常識を覆すほどの厳しい訓練を行い、その腕っこきを引き連れて長駆ハワイまでいったわけだから。きっと子供の頃から人並み外れたガキ大将だったんだろうと思っていた。

さらにその後が驚きで、淵田中佐は戦後キリスト教に改宗してアメリカに布教活動に行く。真珠湾攻撃の攻撃部隊の総隊長といえば当時のアメリカ人は誰でも忌み嫌っただろう。そんなことはお構いなしにキリストに帰依して布教活動に専念する。

職業軍人として戦争という平時には経験することのない、とんでもない非日常を目の当たりにしてきた中で我々には想像も出来ない懊悩や悟りがあったと思う。それが戦後になってから一気に信仰という形になったんではないだろうか。

ぼくが若い頃に知り合った年配の方がいた。三菱重工を定年退職して大成建設の顧問として悠々自適の生活をしている方だった。

その人も元職業軍人で海軍大尉として終戦を迎えられた。興味があったので昔話をお願いしたら色々なことを話してくださった。海軍航空隊のパイロットとして301航空隊で活躍されたとのこと。

死線を越えてきたからだろうか、もともと度胸がよかったのか、いつも淡々と話された。周りの人達は誰も頭が上がらない、自然と頭が下がってしまう。本人はそんなこと意識もしていなかったと思うけれど、カリスマというのか、教祖的な雰囲気があった。自然と周りに人が集まった。

ふとした話から、わしも頭の上がらない人がいるんや、と言いながらカウンター(行きつけのボタン鍋屋さんの)の反対側にいる人を指さした。その人は作家の司馬遼太郎を彷彿つとさせるような人だった。兵庫医科大学の名誉教授で戦時中は海軍軍医大佐だった。

淵田中佐の自叙伝を読んで感じた、達観というのか腹の据わった感じというのはこの元海軍大尉の方の雰囲気と似ている気がした。

淵田中佐のキリスト教への帰依、ぼくの知り合いの方の達観、この両者からぼくが感じられたのは戦時というのが以下に非日常的で大きなストレスなのかということ。平和ボケした時代に生まれて今日に至るぼくには実感出来ない厳しさ。

キリスト教に帰依して人の幸せを願った淵田中佐の後半生。その彼でさへ、軍備は戦争をしないためにあるのだ、だからこそ(いざとなれば)戦える軍隊でないと意味がないと断言している。

人間というのはそんなに利口な生き物ではないので完全に無防備な国は攻められる。この部分が理解出来ていないのか?確信犯なのか?ことさら軍備=戦争と騒ぎ立てる人がいる。日本人はいま一度先の大戦から学ぶべきことがあるのではないかと思う。
  1. 2014/01/07(火) 15:58:10|
  2. 読書
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寝正月の読書2

この本はもう潰れるほど何度も読んでいたけれど久々に読み直した。

「大山康晴の晩節 (ちくま文庫) 河口 俊彦」これは文庫版が出た時期にちょうど日本にいて紀伊国屋で平積みになっていたのを買った。

ぼくは将棋の指せない将棋ファンなので将棋棋士の本は20年ほど前から時々読んでいる。著者もプロ棋士で大山名人よりは一世代若い。

大山名人が無敵を誇った40代半ばにはぼくは小学校に入ったくらいで、もちろん将棋も知らなかった。ところがテレビCMで見覚えがあった。将棋というかなりオタクな世界から一般層ににもよく知られていたというのはとんでもなく強かったんだろうということは子供ながらに感じていた。

著者の河口七段は大山名人の棋士としての強さは、人間としての総合力だと結論づけている。読んでみると、なるほど大山名人が単に将棋の技術が優れていただけでなくその他の色々な部分も合わせて、将棋が強かった、ということがわかる。

将棋が指せない将棋ファンには棋譜の説明を追うのは一苦労だ。今回はそれに挑戦してみた。丁寧な解説を読んでもよく分からないところがほとんどだけど、なんとなく(投了よりもかなり前の)この手が勝敗を分けたんだろうな?と分かったような気になったような気がすることもあった。それだけでも一歩前進。

大山名人が69才でこの世を去るまでA級に居続けることが出来たのは、とんでもない偉業だということが他の天才棋士との比較からよく分かった。この不世出の棋士の強さの秘訣と人間臭い部分が(結構)正直に書かれていて何度読んでも飽きないおもしろさがある。
  1. 2014/01/07(火) 14:51:43|
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寝正月の読書

年末年始はなにもせずゴロゴロと思いついた本を読んでいた。ほとんどが本箱から引っ張り出した、以前にも読んだ本ばかり。

「天才伝説 横山やすし 小林 信彦 (著) 文藝春秋1998年」文庫版ではなく単行本の方。著者は横山やすしさんの初主演映画「唐獅子株式会社」の原作者。本文中にも告白している通り、著者は横山やすしさんを映画に担ぎ出したものの第二作目は日の目を見ることがなかった。その後の横山さんの人生を見るにつけ、寝覚めが悪かった、と。

そういう思いもあってか、非常に冷静かつ克明に当時の状況が描写されている。特に映画制作の周辺、相方と事実上のコンビ解消となった参院選の前後から晩年までについては丁寧な記述がなされている。その中には当然、書かれて耳の痛い人が何人もいたことは間違いない。

一見破天荒に見える横山やすしさんの内面の繊細な部分までが細かく描写されている。この本を読んで、なるほど横山やすしさんがあんな漫才を出来るはずだと妙に納得した。それまで漠然と感じていた横山やすし像とよい一致を見たと思っている。
  1. 2014/01/07(火) 14:31:33|
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詐欺、カルトに騙されない


政治と宗教のしくみがよくわかる本-入門編-林 雄介 著、マガジンランド

今年読んだ本の中で特におもしろかったものの一つ。ありそうだけど、無かった本(知る範囲では)。著者は元農林水産省の経済官僚で現在は作家として活躍されています。高度な内容、複雑な事柄を平易な文章で説明しているのがよいところです。

カルトや詐欺を始めとした胡散臭い商売のカラクリや政治の世界の知っていそうで知らないことをわかりやすく解説してあります。それ以外にも、いわれてみるとなるほど、ということを平易な文章で説明してあります。

簡単なことを複雑に書いてさも高尚に見せたがる人を知っているので、この著者のように表現を平易にしながらも内容を損なわないというのはよほどの自信と力量があるのだろうと思います。

この他にもたくさんの著書を出しておられます。全て読んだわけではないですがどれも「高度な内容をわかりやすく」ということが徹底されています。公務員向けの本が多いですが、わたしのように公務員でない一般人にも勉強になるのでおすすめです。
  1. 2013/12/18(水) 00:24:06|
  2. 読書
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ほしいモノ

読書で思い出したのでもう一つ。
腕を上げたり横になって読むと長時間は続かない。うつぶせで読むのはなぜかできない。それで考えているのが、台。

布団に入って本を読むので本を顔の上に固定できる台のようなものがあればいいなと(かなり前から)思っている。作ろうかと考えてみても、快心のアイディアがないので「また今度」になる。

高さが(ある程度)調節できて本を載せる面が透明であればだいたいの用は足りる。高さの調節とその台をどうやって立てるか(脚部分)をうまく作れないものか?
  1. 2013/12/17(火) 23:49:25|
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大学・中庸

読書といえば布団に入ってからの睡眠薬がわり。それがもうほんとによく効く、5分と起きていられないから。

最近のお薬は「大学・中庸、守屋洋 編訳、PHP」

原文が載っていないけれどいまのところそれでも十分。書いてあることはどこかで聞いたことのあるようなことが多い。こういう考え方が日本社会の中に染みこんでいるということ。

生活の中で知らない間にこういう考え方を吸収できるというのはすばらしいこと。アメリカにはそういう「知らず知らずに身に付く人類の英知」のようなものが少ない。だからなんでもいちいち説明したり、マニュアル化する。

若いころに家にあった論語を開いたら肩がこりそうですぐにやめた。ところが年を取ったせいなのか今回のはおもしろい。短い文章の中に中身を凝縮してあるので一つ読んではああでもないこうでもないと考えてみる。身の回りの出来に当てはめてみる。

大昔から人間の本性なんてほとんど変わっていないことがよく分かる。
  1. 2013/12/17(火) 23:40:25|
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